保護者・生徒の皆様へ
４月末に函館白百合では、保護者の皆様の協力もいただき全校募金を行い、八代白百合学園へ義援金を送りましたが、そのお礼状が八代白百合学園の校長先生から学校へ届いていますので、SPだよりに掲載いたします。皆様、ご協力ありがとうございました。

＋主の平安
今日も朝礼で「野ばらにおう」を歌う聖母月、５月ですが、私共にとっては、例年と違う５月になりました。
生徒さん達（福祉局が書いた手紙）の応援メッセージありがとうございます。他校のものと一緒に、図書コーナーに掲示したいと思っています。また、たくさんの義捐金をお送りいただき、心より感謝申し上げております。被災した生徒達の寮費や学費の援助のために使わせて頂こうと考えています。函館の皆さまが、遠い姉妹校のことを心配して下さっていることに感激です。本当にありがとうございました。
現在のところ八代の校舎には大きな被害はございませんが、震度７を２度経験した益城町の生徒の自宅には全壊という所もあり、その惨状、目を覆うものがあります。先日、私もそれらのお宅を訪問させていただきましたが、全くの「瓦礫の山」という有様でした。しかしその「瓦礫の山」の側で作業をなさっておられたお年寄りが、地割れした道をトボトボと歩く私をご覧になり、「気をつけて行きなっせよ。」と声を掛けて下さったときの、日に焼けた笑顔が印象的でした。人というものは強く「美しい」存在だと実感した瞬間でした。
いまだに余震は続いておりますが、全国のマスール方や姉妹校の皆さまの温かいお気持ちに支えられ「がんばるばい！熊本」です。一日も早く復興を成し遂げたいと考えております。
この度は、本当にありがとうございました。
校長先生始め諸先生方、生徒会福祉局メンバーを始め保護者・生徒の皆様に、私共の感謝の気持ちをお伝え頂ければうれしいです。
よろしくお願い致します。
２０１６年５月
八代白百合学園高等学校
校長　　柳　宗一郎