本校では、キリスト教の教えを根本に、社会に貢献できる人間育成を目指しています。
神様の前で誠実に生き、愛の心をもって人々の為に奉仕する。
そこで培われた世界観と道徳心は豊な人生の獲得につながります。
真理にふれたとき感動し、さらに求めようとする心を育てる「知的(学問的)情操」。
絵画や音楽など美しいものに感動する「美的情緒」、善悪をわきまえる判断力と態度をやしなう「道徳的情緒」、
人間が及ばない偉大で奥深い存在を感じ、敬う心を育てる「宗教的情緒」などを育みます。
白百合の1日は、家族のため、友人のため、世界のため、そして自分の成長のために心を合わせることから始まります。朝礼前の5分間は「サイレントアワー」といって、静かに心を落ち着かせる時間です。音を立てずに過ごし、瞑目で終わります。
他にも食前、食後、終礼での毎日のお祈りや、行事でのお祈りを通して、感謝の心を常に忘れないように過ごします。
週1時間の宗教の時間には、聖書をテキストとして人間の尊厳や価値ある行き方、まことの愛について考えを深めていきます。
「今までの私・これからの私」を考える修養会、キリストの誕生をお祝いするクリスマス会など、年間を通して様々な宗教行事も行われます。
白百合学園の最初の1ページが刻まれたのは明治11年。フランスより着任した3人の修道女は、ここ函館で女子教育と社会福祉の基礎を築きました。その精神を受け継ぎ、本校ではボランティア教育を大切にしています。
保育園ボランティアや清掃活動の他、年間を通して資源回収活動を行い、国内外の団体へ寄付を行っています。
多くの体験型行事を通して心を磨き、豊な人間関係を育みます。
また、思春期教室やマナー教室など、専門家を招いて多くの教室・講座を実施しています。普段の授業だけでは得られない深い学びを得て、生活に生かしていきます。